乳ガンて言われたんですけどー。

告知されてからの事。ただ今、抗ガン剤投与の日々です。

いざ!手術。全身麻酔って凄っ!

2月23日
この日、朝一番9時からの手術。
特に緊張もなく。
とゆか、考えない。穏やかに、心を無に。

知らぬ間に全て終わっているのだから・・・。


人生、5回目の手術。どんだけ切られてんのよ。
2度の帝王切開は、まぁ致し方なく。
腫瘍系が出来やすい身体なのかもね。

さておき、時間になり手術室に歩いて連れられていく。ドナドナドーナ。
入口で、夫と母に見送られ、いざさらば。

多分。死なないはず。。。
一応、覚悟も。
んーーー。無に。無に・・・。


頭にキャップをされ、名前など最終確認をされ、寝台へ横になり、点滴、酸素マスク、担当医が来て「大丈夫!」とポーズで合図、腕や腰を固定。

ん~。なんか眠い。モヤモヤしてきた。
きっと酸素マスクから麻酔吸っているんだろう。
ちょっと麻酔と戦ってみよぉぉぉ・・・・・・・。


「終わりましたよー」そんな声がする。


はっきりと目が覚めたときには、病室のベッドの上。
いつの間にか移動してた。


全身麻酔での手術は初めてだったので、ホントはね少しドキドキしてた。

生きてた。生きて帰ってこれて良かった。


両足には、自動プクプク装置(フットポンプ)が付けられている。
私はこれが嫌い。

あー早く外して欲しい。

看護師さんが、数時間おきに血圧、心拍測りに。

手術後6時間(時計は18時)して、お水を飲んでもOKになり。

ん?動ける。右腕に力入れなければ胸に響かなければ、あれ?普通に大丈夫。

ベッドの頭をリクライニングで起こし、スマホいじり始め、合間に手をグッパグッパ。足首グルグル。運動し始めた。

点滴を取り替えに来た看護師さんが、「あれれ?元気すぎませんか?痛くないんですか?」って。

私「胸に打撲受けたくらいの感じです~。力入れたり触ったりすれば痛いけど。なんか大丈夫。」

それから1時間後、プクプク装置と、おしっこ管を外してくれた。Yeah~
後は、点滴がもう1パック。

とりあえず自由だぁ~♪


看護師さん「トイレはまだ一人で歩いて行かないで、呼んでくださいね!点滴もありますし。」

私「大丈夫そうだけどー。」

看護師さん「ダメです!必ず呼んでくださいね!」


ほほぃ。わかったよぉ。

それから1時間後、担当医が来て、「え?もぉ、取れてるの?早っ!」

早いらしいです。
確かに。他の方は皆さん術後12時間以上、プクプクと管付けられてたみたい。

異様なまでに元気。あは~

f:id:kaorin-box:20160301003941j:plain

手術前日入院。センチネルリンパ節生検とやらが・・・。ちょと痛いのリアル。ダメな方はスルーして。

2月22日。
10時に受付け後、入院しました。
乳ガン専用の階。4人部屋の窓側。

すぐさまパジャマに着替え、本日のスケジュールが渡される。

んぎょ?まだ検査があるすか?

同日に入院した方が私を含め5人。部屋は違うけどね。一緒に行動。

まずは乳ガン位置の超音波検査。胸に赤いサインペンで、マーキング!丸く囲い塗り潰す的な。

この地点では、この後どおなるの?って。
すぐさま次に、センチネルリンパ節生検の説明を受けた。

ん~~~。ヤバい。なんか痛そうな検査そうなんですけどー。ちょと身構えるよ。
順に呼ばれ私の番。

さっきマーキングされたとこ上、直径的な位置に等間隔4ヵ所、黒いサインペンで点を書き込まれ、麻酔なしで、グサグサ針刺された!?
何か注入。

ぎゃぼ~~~!痛てぇっす~~~!!!
思わず、「いぃ痛った!」と口から出る。

4本終わって、ホッとしてたら、そこ揉みこまれること30秒。

ぎょえ~~~!
さっきの痛いのどころじゃないから~!


思わず、先生の腕を、私両手で掴んだもん。あはは


私「先生!タイム!マジで痛い!ムリムリムリムリ!うー、あー、うー、あと何秒?あーーー。もっとソッとやってーーーー!」
先生「ん~ダメなのグリグリやらないとね(笑)子供は何年生?男の子?」

んな質問に答えられん。

先生「は~い後5秒~」

カウントダウン。
あがいて足をバタバタ。

終了。つ、疲れた。
あまりの痛さに笑いが込み上げてきて

私「先生、この検査ヤバ~い!」
先生「さっきの人のが、もっと痛い位置だったよ♪」
私「げー。」

な会話をし笑いながら、ドアから出てきたんで、次の人達に、何?何?そんなに楽しい検査だったの?
とか聞かれて。

とんでもねー。痛いっす。って伝えました。ははは

部屋に戻って1時間後、次にガンマ線検査。
さっきグサグサ注入されたアイソトープとやらが、脇のリンパのどこに流れたか?何個位到達しているかの検査。

それにより、手術時に、別にリンパをどのくらい切除するかの目安にするみたい。

その後、病棟の説明や、心得や、胸帯の試着や、手術に必要な物買足し等。
17時頃にやっと自由。

お風呂入って、夕飯食べて、21時消灯。
明日は手術。
お休み~

21時。んな早く寝れ~~~ん

f:id:kaorin-box:20160225223823j:plain

全摘出から温存手術に変更の巻。

昨年末に転院してから、検査では何度か病院に通っているが、担当医の診察は、この日が二度目。
2月1日。

これまでの検査の結果、ガン細胞は2.2㎝とのこと。

ヤバい。また成長してる。
気付いた時には末期ガンだったって話をよく聞くが、確かに早い。ガンに取り付かれたら時間との勝負な気がする。

改めて、手術方針を確認された。

私「全摘出同時再建でお願いします。」
先生「なんで?温存で良いと思うんだけど。」
心の声『なんですと?』

私「最初の病院で、手術方針は自分で考えて決めるようにと言われて、そこの病院では同時再建が出来ないとの事で、こちらの病院を紹介していただいたんです・・・」
先生「ん~でも、今の状態の最善は温存だから。必要もないのに、全摘出なんてすることないから。温存の方向で進めるから。」
心の声『なんですと?』

先生「癌を取り除いた周りの処置も、手術痕も、綺麗に出来るから、任せて」と。

これはもぉ、反発しても無駄な気がする。
先生を信頼するしか無いようだ。

私「わかりました。お願いします。」

あは~
あれれ。
ま、これも運命として受け入れよう。

手術内容としては、全身麻酔、温存手術(部分摘出)&脇の横を切り込みリンパを2~3個を採取。

4~5月位から、40日間の放射線治療。
その頃に結果が出る、リンパに転移があれば、抗がん剤治療になるとの事。

そこで、温存手術する為には、MRI検査(造影剤使用)が必要らしく、CTでの副作用の事を伝えたが、CTの液とは違うし、多少副作用が起きても手術には必要な検査なので、受けてもらうしかない。

と断言されてしまったので、意を決して二日後に受けた。
結果、副作用は出なかった。

ほほぉ。

手術日は2月23日に決まった。


私の髪の毛は長い。もぉ何年もストレートで背中の半分位の長さ。
ん~バッサリ切ろう。
行き付けの美容師さんと相談しながら、短めボブにした。
めっちゃ頭かる~い。
髪なんて時がたてばすぐ伸びる。これもまた良しです。


そおそお、実は子供たち(高1の娘&中1の息子)にはまだ、乳ガンのこと伝えていなかった。
心配と不安は、短い方が良いと思って。
入院の一週間前に話した。

夕飯後の団らん時に、
「ママからお話ししたいことがありま~す。ママね乳ガンになっちゃいました~。来週から一週間入院して手術してきま~す。んじゃ、お洗濯、お弁当、食事の仕度とか、パパと3人で頑張ってね。」

とにかく明るい癌患者です。

お仕事も一週間前から暫くお休みにさせていただきました。

いよいよです。
子供たちの学校でインフルエンザが流行りだしたので、皆マスクして予防してます。

そろそろ荷物積めないとね。

f:id:kaorin-box:20160220102724j:plain

ガン保険。入ってますか?

癌なんて自分とは無縁でしょ~。
家系じゃないし~。
自分がなるわけがな~い。

な~んて思ってるでしょ。私も思ってた。

何が原因か引き金かわかんないけど、いつの間にか、自覚症状もなく、こっそり出来ちゃう癌。

癌=死んじゃうのかな?

って、癌の知識ないから、知り合いが癌なんだってー、とか聞くと、余命は?とか思うじゃん。
そんなレベルで、あっさりと、さらっと、「インフルエンザですね」位の感じで告知される。

誰もがいつなるかわからない。

で、なったらなったで、現実費用がかなりかかるよ。

入院前に、どんだけ検査すんのー?ってくらい。
乳ガンは、入院一週間。食事代、パジャマ代、差額ベッド代、テレビ代、冷蔵庫代等。
手術代は、高額医療申請を事前にしておけば、いくらかかろうが支払金額が決まってる。これは必須。
退院後の通院。放射線治療。抗ガン剤治療。

とにかく凄い費用がかかる。

で、医療保険よ。

もぉさ、医療保険、生命保険にいくら掛けるかなんて、バクチみたいなもんだよね。
費用もピンキリ。
殆どが掛け捨てで、いつ必要になるかもわからない。
病気になんて、そもそも元気なんだから、かかるわけないしって思うじゃん。

でもさ、入っておかないと、いざって時に困る。

最低ランクでも良いから、入っておくことをオススメします。

あ、ガン保険付けてね。

f:id:kaorin-box:20160218084332j:plain

セカンドオピニオン。

CTの結果。1.7㎝と言われました。

ん?最初のエコーから2ヶ月目。少し成長してない?大丈夫か?

私は自分なりに調べて悩んだ結果、全摘出の同時再建手術(外側の皮膚残して全部摘出後、同時にシリコン注入する為の袋[ティッシュエキスパンダー]を入れる手術。)にすることに決めた。

大まかに2通りの手術方法がある。

もう1つは、温存手術。部分摘出後、放射線を40日間毎日、照射しに病院へ通わなくてはならない。

全摘出は、放射線治療がない。
が、異物を入れるため術後の副作用等のデメリットもある。

生存率は、どちらの手術でも同じだそうです。

こんなこと自分で決めなきゃなんて、しかも迷ってる時間もない。癌は日々成長している。短時間で凄く悩んで決めた。

全部切ろう。癌の手術ではなく美容整形だと思うことにしよう。ニューハーフの人もやっている。私も大丈夫。

先生に、全摘出同時再建でお願いしますと伝えた。

がなんと、ここの病院では温存手術しか出来ないとのこと。
全摘出ならMRIはやらなくても大丈夫とのこと。
それから、来週までに転院したい病院を考えてきてください。と、また宿題が出された。

マジか。

転院か。検査もやり直しか。急ごう。

とりあえず、同時再建の手術症例数の多い病院をググる
HPや、患者の口コミ、手術待ち期間等、上位の病院の比較をし、決めた。もぉ、もはやインスピレーション。
行ってダメなら次に行けばいい。

翌週、先生に○○病院に転院したいと思いますと伝えた。

その病院なら知り合いの先生がいますので、紹介状をすぐ書きます。
と意外な答えが。ありがたい。
しかも、電話連絡までして頂き、転院がスムーズに出来ることになった。

本来ならば、セカンドオピニオンで手続きに5万円位はかかる。

転院先の先生が、そおゆうの飛ばして受け入れてくれた。
神様ありがとう。
先生方ありがとうございます。

転院先、朝一に初日の診察。そのまま、夕方まで、入院の為の検査をいくつもした。
家から電車で1時間の病院。この日、病院に8時間。
ヘトヘトです。

この地点で、昨年の12月28日。

検査はまだまだ、1月中にも3度行き、毎度一日がかり。

次の先生の診察が2月1日。そろそろ手術日を決めてほしい。


f:id:kaorin-box:20160217163039j:plain

恐るべしCT。とゆか造影剤。とゆか副作用。

CTの検査。
CTでも、造影剤を使う検査と使わない検査があるらしい。
今回は使う検査。

検査前に問診票の質問項目にチェックし、アレルギー等の記入箇所がある。

私は、日光アレルギー、漢方薬アレルギー、風邪発症時に気管支炎、ジスロマックで手の震え、じんましん等、まれに起こすので記入したし、看護師さんとの問診時にも伝えた。

ん~大丈夫でしょう。との判断でCTを行ったの。

点滴用の針刺されて、マシンに突入。

ちょっとマシンの音が怖い。
ビビるな私。

途中で造影剤が入れられた。
直後に身体中が熱い。頭から足の先まで全ての血管が一瞬、ボッと燃える?湯だつ?感じ。
たぶん数秒間。

浴衣が汗だくになってた。
恐るべしCT。

水をとにかく沢山飲んでと言われ、運転して家に帰宅。

二日後、異常事態発生!!!

なんじゃこりゃぁぁぁ~!?

首から下、足の先まで、身体中全てに点状出血。
怖っ。
なんか病気か?病院でなんかもらったか?

どする?

ん?でも。痛くも痒くもない。
これは、ほっといても良いのか?
とりあえず様子を見ることに。

それから二日。相変わらずの点状出血。

まさかの副作用なのか?
ググってみる。

あった。気管支炎ある人は副作用が稀に起こるらしい。
私は、その稀な人だった。

一応、病院に電話して、経緯を伝えた。
担当の先生は休みで、別の先生(何科のかは?)に、

『副作用ではないはずです。(何を根拠に?)ここまで(病院)来るのも大変でしょうから、近くの掛かり付けの皮膚科にみてもらってください。』と。

副作用としか考えられないんですけどー、と伝えても話が噛み合わないので諦め、わかりました。と電話を切った。

おおおぉ~~~い!
マジすか?

なんだなんだ?ではでは、近所の皮膚科で、私は癌でCT受けて、たぶん造影剤の副作用だと思うんですけど・・・って、言うのか?
そな容易く、近所の皮膚科でカミングアウトしないといけないのか?

ないない。あり得ないでしょう。
知り合いがいるかもしれないじゃんね。

も、いいや。このまま様子を見よう。

点状出血は10日で綺麗に消えた。

来週はMRIの検査。
また造影剤。
どーする?私。

f:id:kaorin-box:20160217004407j:plain

さて、どぉする!?

先生「乳ガンです。」
心の声『うえぇ。あ、あっさりすぎる!癌告知。マジで?』
私「・・・。あぁ。なるほど。・・・。わかりました。」

先生「ステージ1です。大きさは1㎝位です。」
心の声『1か。治るのか?死んじゃうのか?』
私「なるほど。」

先生「どうしますか?」
心の声『ど、どうしますか?って言われても・・・わっかんないよーーーーー』
私「とりあえず、癌だとは思っていなかったので、今は何も考えられません。。。」

先生「そうですよね。」「次回CTをやりましょう。」「今後どうしたいか、手術方法など、ネット等で自分で調べて、次回質問してください。」
心の声『ん?自分で手術方法を調べる?ググれば良いのか?』
私「わかりました。」


《先生とのやり取り、そっけなく書きましたが、とても優しい女医さんです。》


おうち帰って、【乳ガン 手術】でググった。
いろんな手術方法。ステージによる判断。術後の写真。経験者のblog等々。

わからん。どおしたら良いかわからん。
ちょいパニ。


母に電話で報告した。泣いてた。
泣くなら、今後連絡しないと母に伝えた。

だって泣かれると、私死んじゃうのかなって気分になってくる。辛い。辛いと考え込むと、癌が急ピッチで成長していきそうな気がするんだ。
逃げてもしょうがない。向き合わないと。これから前向きにやるべきこと、淡々とこなしていかなきゃ。いろいろ検査して。早く手術の日程入れてもらわなきゃ!

なんか気持ちが苦しくなってきた。
とりあえず今日は癌の事、これ以上考えるの止めよう。
また明日にする。

f:id:kaorin-box:20160220102919j:plain